興梠優護
Pond

 
 

11:00-19:00
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興梠優護 Pond

2016年1月30日(土)-2月21日(日)
11:00-19:00 会期中無休
January Party | 1月30日(土) 17:00-19:00
(若狭ビルと山登寿ビルの5 ギャラリーがパーティーを同時開催)
作家在廊 | 1月30日(土)
会場 | Yoshimi Arts


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この度、Yoshimi Arts は興梠優護の個展「Pond」を開催致します。

本展で興梠優護は、日々のあらゆる場面で関心を抱いている光に対する興味から、人体を主体としながら池などの水面に反射する光をモチーフとして使っています。また、人物は顔の表情がほぼ描かれておらず、以前より匿名性が増し抽象化しています。人体や顔の表情で何かを伝達するという意味での造形を必要以上にせず、興梠が作り出す油彩の色彩やマテリアル、テクスチャーそのものが、人々の知覚に接続するものであり、そのイメージを共有し、情報化することで、鑑賞者は、抽象化された絵画が生まれてくるオリジンや、アルゴリズム、造形を形成する何かが偶然このような形になったように感じ、無数にある完成形を想起し、流動的で不確かなものが確実に獲得出来たような錯覚を起こすでしょう。
世界中の何処かの誰かが、フォーマット化しアップロードしたイメージがインターネットに漂っています。それらは、虚構である真実であり、拡張していく現実と認識されています。 興梠優護の絵画は、この拡張した現実においても尚、私達の知覚に訴えかけるものであると考えています。

「池を覗き込むとすると、その水面には自分の姿が写りこむ。頭ではわかっていても、自分自身がその水の表面にいるような、水の中から見上げているような感覚を抱き、視点が曖昧になることがある。 モネが何枚も睡蓮を描いたのは、光を追っていくなかでそれが拡散し屈折する水面のなかで、絵画の平面性と色彩と一緒に、自分も解けて一体となってしまったからなのではないだろうか。 絵画の備える原始性は現代に於いても相変わらずに強烈で、少なくとも僕にとって平面性の魅力とはそうした豊穣さのなかにある。」 興梠優護

*画像: 「/ 52」 2015 アクリル、油彩、キャンバス 1455×1120mm(F80)


作家 略歴

興梠優護 Yugo Kohrogi 
1982 熊本県に生まれる
2007 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2009 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域修了
 
個展
2015 「Dark Adaptation」 (成山画廊/東京)
  「Drawings 2011-2015」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2014 「Ripple」 (CASHI/東京)
  「/」 (Yoshimi Arts/大阪) 
  「Hopscotch」 (CASHI/東京)
2011 「boiling point」 (CASHI/東京)
2010 「火 | 花」 (Gallery Art Composition/東京)
2009 「body nude / body」 (Gallery Art Composition/東京)
  「melting point」 (CASHI/東京)
 
グループ展
2015 「5th Anniversary Festival !!」 (Yoshimi Arts/大阪) 
  「アート 三つの視点」 (大丸札幌店 美術画廊/札幌)
2014

「Terrada Art Award 入選者展」 (T-Art Gallery/東京)

  「Insight 12」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「4th Anniversary」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Group Show VII」 (CASHI/東京)
  「Insight 11」 (Yoshimi Arts/大阪)
2013

「Insight 10」 (Yoshimi Arts/大阪)

  「Figurative Abstraction / 比喩的な抽象」 (Yoshimi Arts/大阪) 
  「3rd Anniversary」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Insight 8 "Figurative/比喩としての"」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2012 「Insight 6」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Gallerist Meeting×SOMEWHERE 『非日常のライフスタイル』」 (渋谷ヒカリエCUBE1,2,3/東京)
  「2nd Anniversary」 (Yoshimi Arts/大阪)
  「Physical side Ⅱ」 (Yoshimi Arts/大阪) 
2011 「MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭」 (日本橋三越/東京)
  「Group Show IV」 (CASHI/東京)
  「伝統・現代・発生」ドローイング展 (東京芸術大学大学美術館陳列館/東京)
2010 「Group Show I」 (CASHI/東京)
  「Self Portrait - 私という他人」 (高橋コレクション日比谷/東京)
  「ロストジェネレーション」 ( Bunkamuraギャラリー/東京)
  「版画の色ーリトグラフ」 (文房堂ギャラリー/東京)
  「誠実な草」 (CASHI/東京)
2009 「Group Show Ⅰ」 (CASHI/東京)
  「東京藝術大学修了制作展」 (東京藝術大学/東京)
  「東京芸大版画コレクション」 (EYE OF GYRE/東京)
2008 UTM「伝統と現代 紙-刷り物 摺りもの-」 (浅草公会堂/東京)
  「移行 umsteigen」 (オーストリア大使館/東京)
  「真夏の夜の夢」 (CASHI/東京)
  「トーキョーワンダーウォール展2008」 (東京都現代美術館/東京)
2007 「東京芸術大学卒業制作展」 (東京芸術大学/東京)
  UTM「伝統と現代 -墨、単色の世界-」 (旧坂本小学校/東京)
  「CROSS BORDERS」 (シラパコーン大学/タイ)
 
コレクション
高橋コレクション、東京藝術大学美術館
 
受賞歴
2014 Terrada Art Award 優秀賞
2012 第6回秀桜基金留学賞
2010 ホルベインスカラシップ奨学生
2008 トーキョーワンダーウォール 入選
2008 トーキョーワンダーシード 入選